いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#35 再会と回想

 

たっぷり休むことに決めてからは、気持ちにも余裕ができて、家時間を満喫していた。

柴キッズは毎日私が家にいるので喜んでいた。

私が行くとこ行くとこについてきて、私のそばでくつろいで過ごしていた。

黒猫太郎は、ちゃんと静かに休むんだぞって顔してた。

時間がたっぷりあったから、久しく会ってない人たちに会える機会もあった。

主治医からも遠出の許可がおりてたから、遠くにいる親しい人に会いに行く計画を立てていた。

 

まずは、茨城にいる仲間たちと集まる予定にしていたけど、コロナ感染が増えてきたから会うのを断念しなきゃいけなかった。

集まる予定だった当日は、私以外、全員集合していて私はテレビ電話で参加した。

みんな変わらない、楽しく温かい仲間たちヽ(=´▽`=)ノ

今度思い出の絵日記を書いてみよっかな!

 

次に、栃木県に親友のききちゃんとりりちゃんも集まって、3家族が揃うこともできた。

夫は子どもが大好きだから、ずっと遊んでいた。

子どもと遊んでいる夫を眺めるのが好きヽ(=´▽`=)ノ

毎回思うけど、ママに叱られるのだいたい男の子。

りりちゃんには3人の子どもがいて、芽衣ちゃんって名前の子がトトロに出てくるめいちゃんに似ててものすごく可愛い。

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秋になり、私が看護師になったばかりの新人の時から働いていた病院の先輩と会った。

退院してからご夫婦で家に顔を見に来てくれたこともあり、その時は「うちに戻ってきてのんびり働きな」って言ってくれてた。

ファミレスでゆっくりおしゃべりしている時にも、戻っておいでと言ってくれてたから、真剣に考えてみることにした。

その場に看護部長も顔を出してくれて、「ぜひぜひ!また一緒に働こう」って、、、

えーーーーーーー(≧▽≦)

尊敬する上司からそんなこと言ってもらえるなんて本当に光栄なことだった。

私が退職した後も食事をしたり、気にかけてくれる部長。

部長は、患者さんのことを第一に考えるけど、職員の立場に立って考えて、その人に合った言葉を選んで話すような人だった。

患者さんも職員も同時に大事にするってなかなか難しいことで、倫理的な問題が尽きない。

看護部長はそういう問題を最小限にできる人だった。

 

〜〜〜ちょっと回想〜〜〜

働いていた当時、希死念慮(死にたい思いがあること)のある患者さんが、「食べれないなら死にたい」「生きてる意味ない」「チチさん、私を殺してくれねーか?」と訴えが続き、患者さんは毎日つらい思いを抱えていた。

その患者さんは鼻から管を入れて水分と栄養を確保していて、口から食べれなかった。

私が担当看護師だったため、アセスメント(患者の状態を分析、評価すること)すると口から食べれる可能性は十分にあった。

だがしかし、同僚は反対傾向で、患者さんの主治医は副院長。

看護部長(当時は総師長)に患者さんの状態と、本人の希望、今後考えられること等相談すると、

部長「分かりました。それがチチさんの正義なら、副院長に話しましょう!」

って言ってくれた。

後光が差してた部長(*ノωノ)

その後部長は、私が副院長に報告相談した時は、さりげなく近くにいて聞いてくれていた。

〜〜〜回想終わり〜〜〜

レストランで部長と先輩と話していると、当時の熱い思いがよみがえってきて、色々思い出していた。

本当に戻ろうかな。。。

「自分らしく働いたらいいんだよ」って口癖のように言ってくれてた先輩や、職員たちを見守ってくれて、より良い看護に導いてくれる看護部長、あの場所に本当に戻ろうか。。。( ・ิω・ิ)

ありがたいお話だ!(^o^)!

 

そんな感じで、主治医からの許可がおりて以降、親交のある人たちとの再会を楽しむ日々が数ヶ月続いた。

 

 

茨城の仲間たち


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ききちゃんの子どもちゃん


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夫とききちゃんとりりちゃん


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叩いてかぶってジャンケンポン


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