いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#64 親友が遠くへ

 

2022年3月17日にチチ父とチチ母を見送った翌日、1日中休んでいた。

1週間あちこち行って遊んだからクタクタだった。

けどチチ父たちとの時間を過ごせたことでリフレッシュになった。

ちょっと遊び過ぎた。

2月に冠攣縮性狭心症の診断を受けて1ヶ月後には遊びまくるって大丈夫なの???と思う人もいるかもしれない(・∀・)


なんとか大丈夫だったヨ(*´ω`*)

夫は心配していて、
「心臓疲れてるし無理してるよ?
明日は休ませてもらったら?」
と言ってくれたりしてたけど、

私は、
「大丈夫だよ。せっかく来てくれてるんだし、胸痛きてないし、まだ大丈夫。」
って意味不明なことを言っていた。


2022年3月も、変わらないチチ健在( ・ิω・ิ)

 


●きき家族とシーパラダイスへ

丸1日休んで遊び疲れが取れないまま、3月19日の土曜日がやってきた。


待ちに待った日!

念願のききちゃん達とシーパラ(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)


昨年はコロナが増えてきて心配だったから延期になってたんだけど、やっと実現だーい✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧


海に浮かぶ八景島シーパラダイスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!


ききちゃんの子どもは私が抱っこするんだーーい!!(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+

 

シーパラへ到着!

子どもと手をつないでアーンヨ、アーンヨ♪


中に入ると早速ききちゃんが「チチ!車イス!乗った方がいいよ。」

ということで車イスに乗るチチ。


ききはいつも優しい。
病気をしてからもっと優しくなって、私の心臓もききといるのが好きみたい。


夫の赤いベストを借りて防寒対策もバッチリ(^_^)v


シーパラは楽しかった(*´∀`*)


ききちゃん家族と思い出をたくさん作りたくて、その日のシーパラへの遠足は決まった。


状況にもよるけど、なるべく延期はしない。

一緒の思い出をたくさん作ろう、とききと話していた。

 

ランチの時間はフードコートに行ってワイワイしながら食べた。

子どもはまだ1歳だったからききに食べさせてもらっている。


可愛いのぉ〜このこのぉ〜(*´∀`*)❤️


ランチを食べた後も色んな海の生き物たちを見て楽しかった。


なにより、夫が隣でニコニコしていて、ききちゃん家族が楽しそうにしている光景が楽しかった。


たぶん、どこに行っても楽しいんだろうな。


1日中シーパラを満喫し、帰る時間になった。


帰りはビッグボーイに寄ってみんなでハンバーグを食べた。


そういえば!今思い出した。


ビッグボーイは土曜日の夜だったこともあり、家族連れで満席だった。


近くにいるスタッフに、足りない物を持ってきてもらおうと言葉をかけた。

「お忙しいところすみません!これなんですけどっ」

と話すと、ききちゃんに「チチっていつも謙虚だよね。尊敬する」

と言われ、照れた私は「なんてったって謙虚から生まれてきたからな」と意味不明な返事をしていた。

ききちゃんに褒められて嬉しかったから覚えている。

毎日言ってくんないかな。


(光より早く調子に乗れるチチ)


みんなお腹いっぱい食べたね(^o^)丿

子どもが眠る時間だ。帰ろう。

サヨナラする時はいつも寂しい。

またすぐに会いたくなる。


特に今回は、寂しさが強かった。

この1週間後、ききちゃん家族は横浜から千葉に引っ越す。


こうなったら、、、旦那さんだけ千葉の新居に行ってはもらえないだろうか。

 

●ききファミリーの旅立ちの日

引っ越し当日、旦那さんのご両親も手伝いに来ていた。


お父様、お母様へ

「お久しぶりです、おはようございます。先月はご馳走さまでした。ご一緒できて嬉しかったです。今日は遠くから大変ですね。オホホホホホホホ」


よし。挨拶は大丈夫だった。

失礼がないように気をつけなきゃ。

ぶっ飛んでるとこバレたら関係を心配されかねないからね(・ิω・ิ)


2月のある日曜日にケンタ(旦那さん)のご両親には対面していた。

ききちゃん達の出来上がる前の新居に私たち夫婦も連れてってくれた時。

ご両親も来ていたから、私たちもランチをご馳走になり、しかも生ビールまでいただいちゃった❤️

優しいご両親で、お父さんは明るくて仕事ができる人な感じ、お母さんはおしとやかでききにも優しかった。

ききちゃんからしたら嫁姑だからね
(๑•̀ㅂ•́)و✧


素敵なご両親で、すぐ好きになった。

ランチのあと帰りの車内で、「ききのお父さんとお母さんも好きだけど、ケンタのお父さんとお母さんも好きになった!いい人たちだね!」

と話した。

いい人に会うと心がホッコリするよね
(*´∀`*)

 

話を戻そう。

引っ越し作業は大変だったけど楽しかった。

荷造りが終わってなかったからききちゃん夫婦は荷造り、子どもは私やケンタのお母さんと遊んだりしていた。

夫はこういう時ものすごくいい動きするんだよね。

皆さん、引っ越しする時は私の夫にご一報ください(´ε` )


夫に見惚れながら私もせっせと掃除。

体調も良かったからよく動けた。

ききちゃんのためにがんばれたな、あの日は。

午後になり旅立つ時が来た。

親友の新居はおめでたいけど、離れるのは寂しい。


_| ̄|○

 

近くに親しい人がいなくなる。。。

あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーー(´;ω;`)ウゥゥゥ

 

住んでいたアパートの前で記念撮影。

きき、子どもちゃん、ケンタ。

呼んでくれてありがとう。

楽しい時間をありがとう。

千葉に行っても私を忘れないでおくれー

(ToT)/~~~


(毎月会うけどな)

ご両親にもバイバイして、私と夫は黒猫太郎と柴キッズが待つ家へ帰宅することに。

 

●ききのライフステージ

夫との帰り道、ききとの思い出話に花が咲いた。


ききは独身時代に私の近所に越してきた。

大学を卒業してからハワイで看護師してたききが日本で就職をすることになり、私の近くに来ることになった。

その時も旦那のケンタと一緒だった。


ききは就職して、ケンタと愛を深め結婚した。

結婚してしばらくしてから子どもを授かった。


妊娠した時は、赤ちゃんのエコー写真を見せてくれた。

その光景を思い出してる今も、涙が出てくる。

本当に嬉しかった。


大学時代に知り合い、ききが18歳だった頃から見てきた私としては、感慨深いものがある。

あの幼さが残っていたききが、結婚して子どもを産み、自分の家を建てて、まさに今日出発する。


幸せでいてくれてありがとう(ToT)

 


ききの優しさ

看護学生時代、ききの実家にお泊まりに行ってお父さんにも会った。


お父さんはお母さんのことが大好きでいつもラブラブだった。

大学の寮に戻り、ききが、「お父さんからチチに」って言って差し入れをくれた。


さすがききのお父さん!!

優しく微笑むイメージしかないパパ。


その数日後、ききが突然学校からいなくなった。

寮にも帰らない。

看護実習中なのに休むなんていったいどうしたの!!

単位落として留年確定になってしまう!


教授に聞いても理由を教えてくれなかった。

 

1週間後、ききが戻ってきた。


お父さんが突然亡くなったからお別れしてきたって。


私に知らせなかったのは、迷惑をかけてしまうから、だったかな。


看護実習中だったから、お葬式に呼んで実習休んで留年になってもお構いなしに来てくれそうだったから、って言われたような気がする。

間違いない。さすが親友。分かってる。

ききの優しさだったんだよね。

 

あれから何年も経ち、心臓病になった私は、ききちゃんに心配をかけたり気を遣わせてしまうことが増えた。


ききちゃんが今回引っ越しの時に手伝ってって言ってくれたのは嬉しかったし、千葉に行った後も、頼って欲しい。


ききの頼れる親友でいたいな。

 

そんなことを考え、夫と話しながらききちゃん達と思い出の詰まった場所を後にした。

 


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八景島シーパラダイス

乗り心地に興味を示した少年の夫(右)と少年ケンタ(乗車中)


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ききと子ども。イルカが仲良く泳いでる


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【旅立ちの日】


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きき達がお世話になったアパートの前で。お母さん撮影


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