いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#63 チチ父と再会

 

姉の旦那さんと入れ替わりでチチ父が沖縄から神奈川にやってきた。


チチ父とは2019年の12月に、おばぁに会いに帰った時以来だから3年ぶりくらいだった。


チチ父は、私が心筋梗塞で倒れた時、泣いてたと聞いた。


そうだよね。娘が自分より先に逝くなんて想像もできない苦しみだよね。


チチ父、心配かけてごめんね。

 

●愉快なチチ父


チチ父と合流してから、埼玉にあるおじさんのお墓参りに行ったり、東京にいるおじさんたちと食事したりした。


ちなみにチチ父とチチ母は離婚している

(・∀・)


道中はチチ父がよくしゃべっていた。

印象深かったのは、「内地(本土)の家の屋根は灰色が多くて暗いね、なんでかね」って言ってた。

さりげなく文句(ー_ー)

チチ父も楽しそうだった。

ブラックジョークだったんだけど、チチ父が面白いこと言ったから私の笑いが止まらなくなって苦しいことがあった。

母と姉は何が面白いの?(・_・)って顔してた。

 

●チチ父は昔こわかった


私は17歳になってすぐ高校を退学した。

数日後には東京に出て、放浪の1年を過ごした。

チチ父とは話さなくなってだいぶ経っていた。


沖縄にいる時は、中学生の時までよく叩かれたりしてた。

私が悪い先輩とつるんだりタバコを吸うと、ほうきの棒で叩かれていた。

青あざが絶えなかったな乁⁠(⁠ ⁠•⁠_⁠•⁠ ⁠)⁠ㄏ

外に何時間も出されたり。

私はマシな方で、兄は木に縛られた。

(´゚д゚`)

 

●チチ父、変わる


そんなチチ父は変わった。

理不尽に怒鳴り散らすこともなくなったし、物に八つ当たりして壊すこともなくなったし、私の話を聞いてくれるようになった。


それから、私はチチ父のことが好きになった。


電話で話したり、手紙を書いたりして私なりに愛情を伝えた。

人って変われるんだよね。

チチ父を見てもそう思う。

 

●チチ父と親友のききが再会


親友のききちゃんと父は会ったことがある。

卒業旅行で、ききちゃんときき母とりりちゃんと4人で沖縄に行った。


沖縄で父がみんなを食事に連れてってくれた。

きき母は、当時きき父と死別されて間もなく、元気がなかったから卒業旅行に誘ったら来てくれた。

天真爛漫なきき母は私の大好きな人の一人だ。


話をチチ父とききちゃんに戻そう(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

チチ父が神奈川まで来てくれたから、近くにいるききちゃんと食事しようってことになった。

ききちゃんも、「久しぶりにチチ父に会えるの嬉しい」って言ってくれて、私も嬉しくなった。

7年ぶりの再会ヽ(=´▽`=)ノ

あの日あの時私32歳、ききちゃん22歳。

ウゥ〜~〜〜〜若い(*´∀`*)


チチ父はききちゃんに、いつも私がお世話になってることと、今回病気してから色々助けてくれてるお礼を伝えてた。


それにききちゃんも答える。

大人な会話が交差する。

年月を感じる(*´ω`*)


ききのチビちゃんは保育園帰りでテンションが高かった。

年中無休で可愛い可愛い可愛い女のコ。

会えて良かったと話しながらバイバイすることに。


後日、ききちゃんは、

「距離が遠いからなおさらね。
私も今回お父さんに会って思った。次会えるかなぁって。また会いたい。」


そう言ってくれた。

 

●年を重ねたチチ父とチチ母


チチ父とチチ母は70歳になりそう。

 

白髪たくさんだし、シワも増えて深くなって。

沖縄と神奈川で離れていてすぐに会える距離でもない。

私も症状が安定しないと遠出もできない(´・ω・`)

あと何回会えるかな。


昔は色々あって恨んだこともあったけど、チチ父とチチ母の「今」に想いを注いでいきたい。

親が生きてるうちに私にできることをやっていきたいな。

 

 

●旅の終わり


一週間みっちり楽しんだ。

あちこち行って、食べ過ぎなくらい美味しいの食べさせてもらって、笑いっぱなしの旅だった。

別れは寂しかった。

次はいつ会えるかな。

会いに来てくれてありがとう!!


バイバイバーイ(ToT)/~~~


空港でチチ父とチチ母と姉を見送った翌日、疲労の時に出る口唇ヘルペスが再発し、初めてぎっくり腰になった。

 

遊ぶのも体力いるね┐⁠(⁠´⁠ー⁠`⁠)⁠┌

 


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