いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#52 入院と救急隊員と応援

 

準備ができたら循環器内科病棟に行くことになった。

急性心筋梗塞のときに入院していた病棟だ。


私は看護師に、夫とトイレに行きたいと伝え、医師に確認を取り車イスで夫と行けることになった。 
 

ここだけの話、夫と2人っきりになりたかったのよネ。

えへ(〃∇〃)


夫と2人でおしゃべりタイム。

帰ったら黒猫太郎と柴犬マンと柴犬ガールと仲良くな、と伝えると、夫が良い話をしてくれた。


夫「さっき救急隊員が話しかけてくれたよ。

去年倒れた時も私が奥様を運んだんですって。
あの後どうだったか気になってたって。
お大事にしてくださいって。」


私「へー(⁠☆⁠▽⁠☆⁠) 奥様だなんて!。。
おかげ様❤️だね。
わざわざ話しかけてくれたんだね。
嬉しいなー。ありがたいね!
私も話したかったヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。」

 

その時ふと思ったのだけど、救急隊員って病院まで要救助者運んで医師に報告したら、すぐ消防署に戻らなきゃいけないんだよね。

なんだか、もどかしいね(´・ω・`)

 

 


入院に必要な物を夫が家に取りに行ってくれることになった。

家まで電車とバスで片道1時間。


夫は朝からバタバタと心労でくたくたになってる。


私「明日仕事だし往復疲れちゃうから、タクシー使ってね。必要経費だ!( ー`дー´)キリッ」


チチ家の財務大臣ア・タ・シ( ̄ー ̄)

 

よし!看護師さん!行こう!!


ずっと付き添ってくれた看護師が、車イスで病棟まで送ってくれることになった。


看護師さん、ありがとう。
仲良くなれて楽しかったー!


病棟に到着し、ベッドに座った。

前回もお世話になった男性看護師が来た。

早速、心電図モニターを私の豊満な胸(異論は認めねぇ)に付けるという。


Σ(゚∀゚ノ)ノキャッ 恥ずかしい。

いや、かたじけない。


【通常、患者は羞恥心があるため、看護師は「全く気にならない」というオーラを出しながら、患者に触れる。
恥ずかしい思いをさせる時は、患者に意識させない関わり方をするのが看護師の役割。】

 


男性看護師がすぐに話してくれた。

「私の母も看護師やってるんですけど、狭心症があるんですよ。
けど訪問看護でバリバリ働いてます。
首にニトロぶら下げながら、管理者やってます。」


泣きそうになった。

私もいずれ働けるようになるって励ましてくれたと思う。

応援のメッセージだと受け取った。


この看護師の話してくれたことは今でもよく思い出す。

私も、首にニトロぶら下げながら看護師やりたいな(*´▽`*)

 

さてと。これからちょっと入院生活か!


ベッドにテレビ台にテーブル、カーテンちゃん。


オッス!おらチチ!よろしくな!

(・∀・)/

 


自分でも、急性心筋梗塞以外にも発症した気はしていた。

夫を残して私は先に逝くかもしれない。。。

これから私は家族に何をしてやれるだろうか。

ひとりになった私は考えていた。


すると、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、、、


足音が近付いてきた。

 


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