いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#56 焦り

 

2月14日、日本はバレンタインデー。

本来なら夫にチョコレートを渡してほっぺにチュッってやってるはずが、、、

私はというと、バレンタインデーの朝はとっても痛かった心臓カテーテル検査が終わり、病室に戻った。


転職サイトの担当者に連絡しなきゃ!


入院当日の日曜日にもLINEで一報は入れてあった。



『大変申し訳ないのですが、面接を来週に変更してもらえませんか。

少し胸痛があったので検査入院しようということになり、数日入院することになってしまいました。

直前の予定変更で申し訳ありません。

検査入院なので長引いても数日ということです。』

 

なんてこった(・∀・)


"少し胸痛"どころじゃない。

アタシったら検査入院を強調してるけどさ。。。


あの日あの時、働きたくて焦りまくっていた(´・。・`)


死ぬほど痛い胸痛発作がきたことも、

救急車で運ばれたことも、


伏せちゃった(´ڡ`) テヘペロ

 

そして心臓カテーテル検査が終わり、病棟医と話した後またLINEで報告した。



『おはようございます。

先ほどカテーテル検査が終わりました。

冠攣縮性狭心症との診断でした。

内服でコントロールしていけるそうです。

仕事も問題ないと言われたので、4月からの勤務も予定通り大丈夫です。』

 

(・_・)、、


病棟医からは、

「冠攣縮性狭心症は過労やストレスが引き金になります。

本当なら働かない方がいいんですけど。

そういうわけにもいかないなら、段階が必要です。

段階的に、時間や日数を増やしていく方がいいですよ。」

 

それなのに。。。


それなのにーーー!

 

『仕事も問題ないと言われたので、4月からの勤務も予定通り大丈夫です』


って言っちゃう私(・_・)


★焦って良いことなんてひとつもない。

★焦りは禁物。

 


転職サイトの人に連絡しながら、

カテーテルを挿入した左手首に重い痛みが断続的にやってきてた。


血をサラサラにする薬飲んでるし、

動脈に穴開いてるし、

体中に造影剤流れたし。

 

24時間安静にしないといけなかったから、

LINEしたりスマホで映画観たり、

時々襲ってくる鈍痛に耐えながら、

考え続けた。


これからのことも。

家族のことも。

私がいなくなった後の夫の苦労も。


狭心症を発症してしまった自分の体には少しフタをしておこう。


夫にお金のことで苦労はさせたくない
(`・ω・´)

3匹の子ども達のご飯代と医療費も気になった。

 

望みがあるなら私は働くんだチクショー!


左手首痛いじゃないかチクショー!

 


医師と突然死についても話していたから、覚悟はできていたんだろうけど、


たくさん考えてたら、

メンタルも弱った、そんな日だった。

 

 


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24時間固定して空気で圧迫止血。痛いのなんのって。

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