いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#69 はじまりは順調

 

仕事は楽しかった。

私は看護職が天職だと思っている、いや、自覚している(`・ω・´)ゞ

病棟勤務初日。

その前に伝えておきたい(*´▽`*)

 

●私の居場所
 

以前から、看護できる場が私の居場所だと感じていて、自分らしくいられる場所のひとつだった。

私は昔から言いたいことを我慢したり飲みこむ癖があり、感情の抑圧を無意識にやっていて、それが人間関係を苦手としている理由でもある。

だけど、患者さんや対象者を前にするとそういう悩みがほとんどない。

自然に出る笑顔や、心配したり怒りが出てきたり、悔しかったり悲しかったり、考えたり失敗したり。

喜びもあるし、ほのぼのする時もある。

一喜一憂することも多々あった。

看護を必要とする人を前にすると、素直に言葉が出てきて自然に体が動く。

チチ七不思議のひとつ(・∀・)

 

私は知識や経験が豊富なわけではないし、精神科と老年しかまだ知らないけど、とにかく看護職が好き(⁠✧⁠Д⁠✧⁠)⁠

生涯現役が夢、それに大学院進学をまだ諦めたわけじゃない(⁠~⁠ ̄⁠³⁠ ̄⁠)⁠~

(通信でね、探求したい分野を研究できる院があるのよね!(^o^)!)

私の魂が「看護がしたい。看護を知りたい。看護しかない。」って言ってた。

そんな愛する現場に戻ることができた。

嬉しい極み(≧∇≦)/

 

●仕事だっ
 

ナースステーションを出て病棟に入った。

帰ってきたーヽ(=´▽`=)ノ

さぁ、仕事開始だッ(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

患者さんたちに失礼のないよう挨拶し、仕事特有のいい緊張感があった。

初日の受け持ちは自立度の高い患者さんたちの部屋で、先輩に教えてもらいながら仕事が進んでいった。

身体的にも負担は感じず、始まりは順調だった。

覚えることがたくさんあったけど、それもワクワクしていた。

まず最初に目標にしたのは、担当部屋の患者さんの名前を全員覚えることにした。

翌週からは1人で担当するから、名前を覚えないとすべての仕事が遅くなってしまう。

 

精神科病棟での主な看護業務は、

 

①検温、採血、処置、点滴、内服準備、与薬、食事介助・見守り、看護記録、医師への報告・相談・指示受け等

 

②他には精神症状への看護ケアや保護室にいる患者さんの個別対応等

 

精神科では②が特徴的で、患者さんとのコミュニケーションが密になる。


患者さんの名前と顔が一致しないとできないことがほとんど(・o・)

 

患者さんは個性的で愛らしい人ばかり。夕方になる頃には患者さんの名前を覚えることができた。

なんだか仕事のひとつひとつが嬉しくて働ける喜びを噛みしめていた。

私は仕事をしながら別のことも考えていた。

「今この場にいられるのは夫をはじめ、救命に尽力してくれた人たち、療養中も支えてくれた家族や友人のおかげなんだよな。

こんな大病した私をこの病院は受け入れてくれて。

私がんばる。

チチ感無量(´;ω;`)ウッ…」

ひとりで感動(。>﹏<。)

 

●順調そのもの
 

2日間の仕事は順調で、体調も良かった。

「あー仕事終わったー!」っていう良い疲れで、帰り道は次の仕事をイメージトレーニングしながらまだ余力があった。

明るい表情で帰宅する私に、夫は嬉しそうでもあり心配そうでもあった。

「無理はしないで、がんばらなくていいんだよ」が夫の口癖になっていた。

黒猫太郎と柴キッズは大喜びだった。

「ニャーニャニャニャニャー!ニャンニャーーン、ニャン!」

「ワンワンっ。ワンワンワンワンっ。ワフっ。ワフワフっ。ワンワーン!」

通訳すると、

「おかえりー!どこ行ってたんだよー!待ってたよー!ママいないとつまんないよー!遊ぼ遊ぼー!」

って言っていた。

なんとまぁ。愛しい可愛い子どもたち。

チビたちが待っているから、私は定時とともに一目散に帰る。

強歩は得意(・ิω・ิ)v

 

翌日は休みになっていた。受診の日だ。

主治医に明るい報告ができるなー♪と明日を楽しみに早寝した。

 

長いお留守番の後はオモチャでごった返している

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帰宅すると「ご飯出せ」って催促が激しい長男。これはお腹いっぱいの幸せなドヤ顔

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