いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

#91 弱った退院

 

入院してから心臓の血管を持続的に拡げて痙攣を予防する薬を追加してから胸痛発作なく過ごすことができていた。

心臓が重い感じの違和感・不快感も改善が見られた。

 

退院指導
 

12月5日の月曜日、主治医が来て話をし、翌日の退院が決まった。

次回受診の予定が2日後になってたから、2週間後の12月21日に変更になった。

担当医の医師もベッドサイドによく来てくれて、退院後のお酒の話をした。

★「晩酌のような、お酒を毎日飲むような習慣はダメです。」

★「飲みに行かないに越したことはないけど、人生の質も大事なので、時々は行っていいです。その際タバコの煙には気をつけてください。」

★「飲みに行くなら月に1,2回。1度に飲んでいい量は1,2杯です。」

 

え。(・∀・)

1,2杯!?Σ(・□・;)

先生嘘だと言ってくれ。

思わず聞き直すチチ。

「飲む時は1,2杯だけですか!?」

 

《《《そうです。1,2杯です》》》

 

そのパワーワードを受け入れられないチチ(⁠─⁠.⁠─⁠|⁠|⁠)

「2,3杯ならいいですよね?2,3杯ですよね???ಠ⁠∀⁠ಠ」

担当医に圧をかける愚か者。

 

2,3杯なら(⁠˘⁠・⁠_⁠・⁠˘⁠)

 

よし。仕方なく返事された感は否めないが3杯までならオッケイだ。

大ジョッキで3杯くらいにしとくか(^^)b

 

後々お酒の飲み過ぎでニトロを舌下する状況がくるとは、、、_| ̄|○

 

陳旧性心筋梗塞と冠攣縮性狭心症の持病がある私は、「お酒は大まかに2杯まで」の量を守ってきて、1年に2,3回くらい飲み過ぎてしまう時があった。

2022年はしょっちゅう胸痛がきて体調が良くないことの方が多かったからお酒を飲まないで生活してたのだけどね。

 

【体調がマシになってきたら誰かと会って楽しくなって飲み過ぎる】っていうのを何度かやっちゃったんだけど、私のブログを前から読んでくれてた人はよく分かると思う。

ぽりぽり(^^ゞ

 

担当医から飲酒について指導を受けたしこれからはちゃんと守ろう、その日はそう思っていた。

その日は。

 

退院
 

いつものように夫が迎えに来てくれた。

今回はだいぶ弱っていて、おとなしく退院した。

病棟を出てエレベーターに乗り込むと2人っきりになれた。

ポッ❤️(//∇//)

愛する2人は見つめ合い、退院時恒例のハグ。

夫君、お待たせ(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

さぁ帰ろうಡ⁠ ͜⁠ ⁠ʖ⁠ ⁠ಡ

 

夫と一緒に家に帰れるから肉が食べたくなりそうな嬉しさだったんだけど、心臓の力が弱ってて食欲もあまりなかったから肉じゃなくてサーモンを食べて帰ることにした。

 

 

退院した私を迎えてくれたトロサーモン丼f:id:nurse-chichi39:20240419222543j:image

 

 

今は休もう
 

サーモンを食べてから近所のスポーツジムに寄った。

症状が安定したらすぐ筋トレ再開できるようにと長いこと解約できずにいたんだけど、もう筋トレはとうぶん出来ないことを受け入れるしかない状態だったから解約した。

 

家に着いたら黒猫太郎と柴キッズが熱い歓迎をしてくれて帰ってこれたことを実感する。

 

私の心臓は入院中からシャワーを浴びただけでドッと疲れて動けないくらい弱っていた。

休む前に心配をかけてしまったみんなに退院を知らせようとブログを更新してからベッドに入って仮眠を取ろうとしたら、胸痛が来た。

電車移動で疲れたか、、、?

サーモンを食べ過ぎたか、、、?

帰宅して柴キッズにワシャワシャし過ぎたか、、、?

私の心臓は無理をするとすぐに教えてくれる。

入院中は安静にしてることが多かったから心臓がビックリしちゃったかな。

 

休もう。

今はひたすら休もう。

入院生活から日常生活に戻るため、心臓をこの環境に慣らしてあげなきゃ。

ゆっくり、少しずつ。のんびりいこう。

 

退院した日はベッドで休み、目が覚めたら暗くなっていた。

 

「ご飯できたよ。食べれそう?」

夫が私を心配そうに見つめながら聞いてきた。

 

あー。

私、この人のおかげで身体がしんどくても幸せを感じてられるんだ。

この人がいるから私は生きたいんだ。

夫を見つめ返しながら、そんなことを考えていた。

 


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