いのちの記録

心臓病になった看護師チチ

救急隊の皆さまへ

 

2023年7月4日更新。

 

倒れてから2年、救急隊のみなさんに助けてもらったあの日のお礼を手紙に書きました!

春に書こうと思ってたんだけど、古本まつりに夢中になってしまい今日になった(^^ゞ

文章上手じゃないけど、手紙はその人の色だし、気持ちってことで!(^o^)b

 

 

救急隊の皆様へ
 

拝啓 ひまわりの花が咲き始め、ビールが美味しい季節になりました。

突然のお手紙、失礼致します。

私は、2021年6月29日の早朝、自宅で心室細動を起こし、夫にCPRをしてもらいながら救急隊員さんの到着を待ったチチと申します。

あれから2年が経った今日、どうしても隊員の皆様に伝えたいことがありペンを取りました。

倒れたあの日、私は急性心筋梗塞で、左冠動脈主幹部に梗塞が起こりました。皆様が病院に運んでくれた後、ステント留置、低体温療法のおかげで4日後に意識が回復しました。

その後主治医から、「冠動脈が完全に詰まりかけて即死するところにAEDの衝撃があって即死を免れた」と言われました。

私が今生きているのは、あの時すぐに駆けつけてくれた救急隊員さんたちのおかげなんです。

本当に、ありがとうございました。

あの後の2022年2月には冠動脈がけいれんする冠攣縮性狭心症を発症し、胸痛発作で何度も救急車を呼び、お世話になることがありました。

ある時は、私を覚えてくださっている隊員さんが言葉をかけてくださり、嬉しいこともありました。

また、うる覚えで申し訳ないのですが●●さん?が私が心停止した時に救命処置をしてくださったみたいで、去年の2月に胸痛発作を起こし救急車で病院まで運んでくれた際には、

「去年倒れた時も私が奥様を運んだんです。その後どうだったか気になってました。お大事にしてください。」と夫に言葉をかけてくれたみたいで。

ご多忙の中わざわざ気にかけてくれて、優しいお言葉までくださりありがとうございました。とても嬉しかったです。

他にも、私が救急処置室に着くと、隊員さんが「チチさん、お大事にされてください。」と頭を下げられ、そそくさと退室されて行きました。

「明日私は生きれてるんだろうか」と不安の中、隊員さんの思いやりと突然のことで涙した時もありました。

隊員さんの皆様には、感謝しかありません。

皆様の存在がどれほど心強いか、知ってほしかったのです。

今では、救急車のサイレンの音が聞こえると、祈るようになりました。

急病人の無事を願い、隊員の皆様の安全を祈っています。

 

私事で恐縮ですが、倒れた時39歳でしたが、今は41歳になりました。

命の儚さを知ってから考え方や生き方もだいぶ変わり、前よりは大切な人を大切にできるようになった気がします。

皆様に生かしてもらえたこの命、毎日が贈り物です。

大事に、大事に生きていきます。

そしてですね!8月から復職できることになりました!

私が今元気に暮らせて、復職までできるのは、隊員の皆様のあの日の迅速な救命処置で助けてくれたおかげです。

今こうして、皆様に回復を伝えることができて、嬉しく思います。

重ね重ねになってしまいますが、本当にありがとうございました。

心より感謝しています。

 

隊員の皆様も、どうか無理なさらず、ご自愛ください。

皆様と、皆様の大切な人たちが喜び多く暮らせますように。

エールを送っています。

 

感謝と尊敬を込めて 敬具

 

 

あとがき
 

感謝の気持ち、届きますように\(^o^)/

救急車を利用したことがある人なら分かると思うけど、何かがあった時、すぐに来て助けてくれる存在がいる計り知れない安心感と心強さ。

全国民が、無意識に感じている感覚でもあると思う。

 

心臓病仲間で救急救命士さんたちに助けてもらった話で盛り上がったのはいい思い出になった(^_^)

 

救急救命士さんも忙しい毎日だとは思いますが、美味しいご飯食べて、キンキンに冷えたビール飲みまくって、大切な人たちとの時間を満喫されてください(^o^)v

お仕事がんばり過ぎずに\(^o^)/

 

 


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